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全景写真です。現場住宅の屋根形状は、２階の屋根は寄棟で、下屋根の箇所数が多くありました。かぶせ材料の形状は瓦風のデザインで、隅棟部やケラバの役物なども同様に瓦風なので、出来上がりは、コロニアル屋根から瓦にふき替えたようです。リフォーム後は、隅棟の数も多かったので建物全体に重厚感が感じられます。また、軒天や破風の修理塗装も同時に行いました。
かぶせ材料の材質は、ガルバリウム鋼板で、そこに樹脂等の塗膜でコーティングをしたものです。メーカーによると現在は、遮熱性もプラスされているそうです。また、塗膜も15年や20年の保証をうたっております。また、重量もｍ2当たり4.8㎏と軽量になっていますので施工前の屋根(適応外の屋根・勾配もあります）の下地状況に異常がない場合には、予算的にも屋根リフォームの中では有利な方法のひとつと考えます。
今回の施工方法については、陸棟や隅棟にかぶせてあったトタン役物を外しながら、既設屋根にかぶせて、製品どうしをかみ合わせてロックします。廃材としては、外したトタン役物ぐらいですので、解体費や処分費はほとんど掛かりませんでした。今回は下屋根や隅棟が多かったので施工日数は少し掛かりましたが、工期を短くできることもこの工法のおすすめな点でもあります。