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お客様の意向である白を基調にした外観は、とても清潔感のある明るい仕上がりとなりました。今回の外壁に使用した窯業系のサイディングは、四方あいじゃくり製品であり、今までの上下のみの製品に比べて、左右部分のシール（コーキング）が不要になっています。（出隅やサッシ部分などの隣接部は必要）窯業系サイディング張りにおいて、コーキング部分が減った事は、仕上がりやメンテナンスにおいて、今までのものより格段によくなったと考えています。ただし、リフォームでは、特に、下地工事や張り工事においての不陸調整が重要です。
屋根は、雨漏り及び下地の劣化が激しいため（内部リフォーム時に発覚）お客様と協議し、野地合板・ゴムアス下葺き材にスレート屋根仕上げとしました。工事費を抑えて、しかし、屋根からの雨漏りに対しては、下地からいくえもの対策をしています。また、下屋根は金属立平葺きとし、アルミ製ベランダを施工しました。結果、建物に対しては、屋根重量が減ることになり、耐震対策にもなりました。仕上がりも、施主様の選ばれるものに、統一感がありやさしい感じがします。
ﾋﾞﾌｫｰ写真は、既設外壁材撤去後、断熱材充填中の写真です。40年前の建物ですから、断熱材や接合金物類も入っていません。それらを、施工後に外壁下地とし、構造用合板を隙間なく張り込みました。（アフター写真）構造用合板12m/mで、適切に施工することで耐力壁としての役割を果たします。リフォームにおいても、構造用合板12m/mを適切に施工することにより建物強度を高め、地震対策となります。今回は、内部リフォームもしたので、間仕切り壁にスジカイを入れました。見た目だけでなく、建物自体の強度も劇的に強くなっています。